光ファイバーを用いたFTTHシステムによるテレビ共聴設備の改修コストを削減できます。
2020年5月28日、DXアンテナ株式会社において光低入力に対応した棟内向け4K8K対応放送用光加入者端末装置「OVT10FSW」が発売されました。
本製品は、集合住宅における各ご家庭での光放送の受信の際に必要な4K8K対応放送用光加入者端末装置(V-ONU)です。
従来、マンションなどのテレビ共聴設備において、デジタル放送を光ファイバーで伝送するFTTH(Fiber To The Home)システムを新規に導入するためには、光入力レベルを増幅するために高価な光増幅器を必要とするケースがあり、初期投資コストの問題から運用を先送りされるケースがみられました。
本製品を使用することで、より低い光入力レベル(光入力レベルを従来の-8dBmから-14dBmへ引き下げ)での運用が可能となり、高価な光増幅器を使用することなく(または光増幅器の設置台数を削減しつつ)、小規模な集合住宅においても低コストでFTTHシステムを導入し、テレビ共聴設備を改修することができるようになりました。
光送信器(DXアンテナ㈱製 OT10MS)との組み合わせで、光増幅器を用いずに送信器1台あたり64世帯までの運用が可能です。光送信器を2台設置しTV信号を分配接続することで、128世帯まで運用することも可能です。
光ファイバを用いて新しく設備を追加するので工事中、テレビ電波が停止することはありません。
最大8分配までの宅内配線(壁面TV端子設置)ができ、部屋数の多いマンションでも対応可能です。
※1世帯あたり、光加入者端末を1台設置とした場合
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